はじめての粗相

ウーラさんが毛玉を吐いた。
わたしの座布団の上にどっちゃり(涙)。


いつもはその徴候があると
外に出て行ってしまうのだけど。
(遠くで「うげうげ」声がする)
……やっちまったなぁ。


吐いた後のウーラさんは
現場近くに黙って座ったまま
いつまでも俯いていた。


「ゴメン……」
と言ってるような気がするのは
ヒトの想像力の賜物だ。

「遺憾に思うわ」